「“やらないことリスト”で心が軽くなった日 — 手放して楽になる習慣」

「やることリスト」を作るのが好きだった私は、常に“やらなければならないこと”に追われていました。毎日が埋まっていることに安心する一方で、終わらなかったタスクを見て落ち込む日々。あるとき、「やることが多いほど、何も進んでいない気がする自分」に気づきました。

そんなときに出会ったのが、“やらないことリスト”という考え方でした。「やること」ではなく、「手放すこと」を決めるリスト。最初は半信半疑でしたが、とにかく試してみることにしました。

私が最初に書いたのは、こんな項目でした。

  • 無意味な比較をしない

  • 興味のない誘いに無理に乗らない

  • 寝る前のネガティブ検索をしない

たったこれだけのリストでも、不思議と心が軽くなりました。「やらない」と決めた瞬間、自分の心と時間に余白が生まれたのです。

それまでの私は、“抱え込むことが正解”だと思っていました。でも、本当に大切なのは 何をするかではなく、何を手放すか なのかもしれません。

やらないことリストを持つことで、私の一日はシンプルになりました。“やらなければ”と自分を追い込む時間が減り、“やりたいこと”に集中できるようになったのです。

もし、今のあなたが息苦しさを感じているなら、ぜひ一つだけ「やらないこと」を決めてみてください。たった一つでも、心がふっと軽くなる感覚があるはずです。手放す勇気は、あなたの毎日をもっとやさしくしてくれます。